定慶(じょうけい、大仏師法師定慶、だいぶっしほうしじょうけい、生没年不詳)は、12世紀後半の慶派仏師。作風から康慶の弟子という説が有力である。彼の名は文献上には現れず、僧綱位にもついた形跡はなく、その活動が興福寺内に限定されていることから、興福寺専属の仏師だったと想像される。作品は康慶の作風の延長上にある高い写実表現を持ち、定慶の運慶にも匹敵する高い実力がうかがわれる。
定慶(じょうけい、大仏師法師定慶、だいぶっしほうしじょうけい、生没年不詳)は、12世紀後半の慶派仏師。作風から康慶の弟子という説が有力である。彼の名は文献上には現れず、僧綱位にもついた形跡はなく、その活動が興福寺内に限定されていることから、興福寺専属の仏師だったと想像される。作品は康慶の作風の延長上にある高い写実表現を持ち、定慶の運慶にも匹敵する高い実力がうかがわれる。